【開発者インタビュー】ジムニーファンに告ぐ!WPL JAPANのRC「SJ10」に込められた”ロマン”と遊び心

WPL JAPANが数多くの名車の中からRCカーの題材として選び抜いたのは、最新モデルのJB64ではなく、初代ジムニーの最終モデル「SJ10」無骨なSJ10ジムニーだったのか。

その選択の背景には、「ジムニーファンを絶対にがっかりさせない」という開発者の熱いプライドと、ジムニーのカルチャーの根源にある”硬派なスピリット”を追求する”ロマン”が存在します。

開発陣が求めたのは、リーフサスの無骨な乗り心地や最低限故に堅牢な造りに宿る、本格オフロードマシンとしてのジムニーの魂でした。

SJ10こそが、ジムニーの名を世に轟かせた最初の金字塔であり、歴代ジムニーをラインナップする上でも絶対に譲れない一歩だったのです。

この記事では、製造コストの常識を覆してまで、「神は宿る」と信じ、その信念に基づき再現を突き通した開発のこだわりを徹底的に紐解きます。

WPL JAPANがこのRCジムニーに込めた、最高の遊び心と体験の秘密を、開発者の言葉とともにお届けします。

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なぜ、WPL JAPANのRCカーは「あの頃のジムニー」SJ10だったのか?

数ある名車の中から、RAYWOODが展開するWPL JAPANがRCカーの題材として選び抜いたのは、”あの頃のジムニー”として愛される初代ジムニーの最終モデル「SJ10」。

最新のJB64ではなく、なぜ無骨で時代を逆行するかのようなこのモデルだったのか。そこには、「ジムニーファンを絶対にがっかりさせない」という開発者の熱いプライドと、遊び心をどこまでも追求する執念、そして”ロマン”がありました。

この記事では、開発者自身の言葉から、「SJ10選定の理由」「不朽の魅力」、そして常識を覆した「開発のこだわり」を紐解いていきます。

「舐められたくない」― 硬派なジムニー”SJ10”を選んだ必然

RCジムニーの開発プロジェクトが始動した時、開発陣の胸には一つの強い想いがありました。それは「実車のジムニーファンに、決して舐められたくない(笑)」というものです。

当然、現行モデルで人気のJB64も選択肢にありました。しかし、開発陣の目には、快適装備が充実し、誰でも気軽に運転できるJB64が少しだけ「軟派」に映ったのです。彼らが求めたのは、ジムニーというカルチャーの根源にある”硬派”なスピリットでした。

リーフサスの無骨な乗り心地、走るために最低限の装備。最低限故に堅牢な造り。それこそが、本格オフロードマシンとしてのジムニーの魂だと考えたのです。その魂を最も体現しているモデルとして、SJ10に白羽の矢が立ったのは必然でした。

ジムニー人気の原点!歴史が証明するSJ10の価値

ジムニーの歴史を語る上で、SJ10は決して外すことのできない金字塔です。その源流は、スズキがホープ自動車から製造権を買い取った「ホープスターON型4WD」に遡ります。

これを基に初代ジムニー「LJ10」が誕生しましたが、当時の360ccエンジンでは、本格的なオフロード走行には力不足でした。

転機が訪れたのは、軽自動車の規格が550ccに拡大された時代。パワフルなエンジンを手に入れた「SJ10」こそが、ジムニーの名を世に轟かせ、オフロードファンの心を掴んだ最初のモデルなのです。

歴代ジムニーをRCカーとしてラインナップするという壮大な目標を掲げるWPL JAPANにとって、すべての始まりであるSJ10の開発は、絶対に譲れない一歩でした。

開発者が語る「SJ10」の不朽の魅力

なぜSJ10は、時代を超えて人々を惹きつけるのでしょうか。開発者はその魅力をこう語ります。

  1. なるべくしてなった「無骨さ」と「機能美」
    「とにかく、理屈抜きでカッコいい」。華美な装飾を一切排し、「走る」という目的のためだけに進化したスタイル。そこには、”なるべくしてなった”究極の機能美が宿っています。この無骨さこそ、現代の車が失ってしまった魅力の核心なのかもしれません。
  2. 他の誰にも真似できない「唯一無二」の存在感
    誰にでも手が届き、小さく、軽く、どこへでも行ける――。SJ10が登場した当時、そんな車は他に存在しませんでした。「庶民が手に入れられる本格オフローダー」として、堅牢性とコストパフォーマンスを奇跡的なバランスで両立させたSJ10は、唯一無二の存在でした。この「こんなに遊び心のある車はない」という感覚こそ、WPL JAPANが製品に込めるメッセージそのものです。
  3. 小さな車体に宿る、無限の「冒険心」
    実車に乗れば、「この軽自動車で、どこまででも行ける」というワクワク感に包まれます。その感覚は、RCカーになっても変わりません。デスクの上から険しい岩場まで、小さなSJ10はオーナーを無限の冒険へと駆り立てるのです。

「ロマンがないじゃないか!」常識を覆した開発の執念

SJ10の魅力をRCカーという小さなスケールに凝縮する作業は、困難の連続でした。特に大きな壁として立ちはだかったのが、製造コストです。

開発陣は、細部にこそ”神は宿る”と信じ、以下のギミックの再現を求めました。

  • 荷台の補助シートの折りたたみ機能
  • 乗り降りを助ける荷台あおりの折りたたみ式ステップ
  • フロアまで作り込み、フィギュアを自然に乗せられる設計
  • 実際に可動式として再現するスペアタイヤラック

しかし、これを実現するためにはどうしてもコストの壁が立ち塞がりました。

「・・・そんなんじゃ、ロマンがないじゃないか!」

この一言が、空気を変えました。単なる模型ではなく、ジムニーが持つ”ロマン”と”遊び心”をユーザーに届けたい。その熱意が工場サイドの開発メンバーの心を動かし、コストの壁を乗り越え、ほぼ全ての要求を実現させるという”我儘”を突き通したのです。これは、ジムニーへの愛とリスペクトが生んだ、執念の勝利でした。

ジムニー伝説は、まだ終わらない

WPL JAPANの挑戦は、まだ始まったばかりです。まだラインナップにない歴代ジムニーの開発も視野に入れています。さらに、ファンにはたまらないカスタム情報の発信など、ジムニーの世界を遊び尽くすためのアイディアを膨らませています。。

開発陣が届けたいのは、単なる精巧なRCカーではありません。その想いは、インタビュー中に語られた、あの言葉に集約されています。

「ジムニーとは、誰にでも手が届く最っ高に遊びの利いたスーパーマシン!」。

私たちが提供したいのは、このジムニーという”最高の体験”そのものなのです。ぜひ、WPL JAPANのRCジムニーを手に入れて、あなただけの冒険に出かけてみませんか?

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